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ニキビに効く医薬部外品の有効成分リスト

ニキビに効果あるの医薬部外品の成分ニキビケア化粧品に配合されている有効成分の働きを分類してみると、だいたい以下のような感じになります。


要チェック 過剰な皮脂を抑制する成分
要チェック 肌を保湿し、うるおいを保つ成分
要チェック 厚くなった角質を柔軟・溶解する成分
要チェック ニキビの原因菌の繁殖を防ぐ殺菌・抗菌成分
要チェック ニキビの炎症を防ぐ消炎・抗炎成分


すべての有効成分がバランスよく配合されている化粧水や美容液というものはありませんし、洗顔料→化粧水→美容液→乳液・クリームとライン使いすれば、上に紹介したすべての機能をカバーできるというニキビケア化粧品もありません。


「大人ニキビにとって一番良いケアは何か?」という問いに対して、ニキビケア化粧品それぞれが違う答えを用意しているので、重要視する有効成分も違いますし、有効成分の組み合わせや処方も異なるわけなんですね。


※「角質ケア+殺菌」という組み合わせのニキビケア化粧品もあれば、「保湿+抗炎症」という組み合わせのニキビケア化粧品もあるということです。


そのニキビケア化粧品が何を重要視しているかは、医薬部外品指定の有効成分を読み解くことで理解できます。化粧品すべての成分を覚えることは不可能ですが、どんな医薬部外品の有効成分が配合されているかぐらいは覚えておくといいと思いますよ。

ニキビケア化粧品の医薬部外品の有効成分を解説!

医薬品・医薬部外品・化粧品の図


医薬品と医薬部外品、そして化粧品。この3つの何が違うのか?それぞれどういう位置づけなのか?については上の図で確認してもらえれば分りやすいと思います。


医薬部外品は位置づけとしては医薬品と化粧品の中間にあり、人体に対する作用は「緩和である」ことが要件になります。医薬品ほどの効果はないけれど、化粧品としての効能の他に厚生省が認める効果・効能を訴求することができるのが特徴です。


※ より詳しくは薬機法(旧:薬事法)を参照のこと


「医薬部外品」や「薬用」という表記のあるニキビケア化粧品には、以下に紹介する有効成分を1つまたは複数、配合しています。


アラントイン

消炎作用があり、ニキビ治療薬などにも多く用いられています。細胞の増殖を促す作用もあり、肌荒れを防ぐ作用もあります。

サリチル酸

角質を柔軟・溶解する性質があり、さらに高い防菌・殺菌作用もあることからニキビ菌の繁殖を防ぐ成分として有名。マイルドピーリング効果を謳うニキビケア化粧品にはたいていこのサリチル酸が配合されています。

グリチルリチン酸2K【水溶性】(グリチルリチン酸ジカリウム)

強力な消炎作用を持つ有効成分であり、水溶性なので化粧水などによく配合されています。 ニキビ・肌荒れを防ぐ成分の筆頭格であり、ニキビケア化粧品にはほぼ必ず配合されています。

グリチルレチン酸ステアリル

グリチルリチン酸2Kよりも強い効果を持ち、炎症やアレルギーを抑える効果が期待できます。油溶性ということもあり、クリームやオイル系の化粧品に配合されることが多いです。

塩酸ピリドキシン

過剰な皮脂の分泌を防ぐほか、抗炎症作用や血行促進作用などがある有効成分です。ニキビケア化粧品よりも育毛剤に配合されていることが多く、皮脂の多い頭皮を健やかに保つ効果が期待されています。

トラネキサム酸

肝斑の治療に使用される美白成分として有名ですが、抗炎症作用や抗アレルギー作用、止血作用などニキビ・肌荒れにも効果のある有効成分です。

イプシロン-アミノカプロン酸

別名「抗プラスミン薬」といわれるようにプラスミンの働きを抑制するものです。止血作用が有名ですが、プラスミンはや炎症やアレルギー反応にも関わっているため炎症してしまったニキビを落ち着かせる効果が期待できます。

D-パントテニルアルコール(プロビタミンB5)

毛髪の成長を促進するといった働きがあるため育毛剤に配合されていることが多いですが、ニキビケアにおいても皮膚細胞の活性化作用があるため肌荒れを防ぐ目的で配合されていることがあります。

ニコチン酸アミド(ナイアシンアミド)

ビタミンB群の1種(ビタミンB3)に分類される成分で、消炎効果、代謝活性効果、血行促進作用などが期待できるため主に肌荒れ防止であったり、くすみ予防を目的として配合されています。

トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)

抗酸化作用があり、ニキビの炎症の引き金となる活性酸素や過酸化脂質の発生を防いでくれる有効成分です。血行を促進する作用もあるため肌荒れの防止やエイジングケア、育毛剤などにも幅広く使われています。

ビタミンC誘導体(アスコルビン酸)

アスコルビン酸(ビタミンC)を改良して安定性と浸透性を高めたものです。ニキビやニキビ跡に対しては皮脂分泌の抑制や抗酸化作用、メラニン生成を抑制する作用が効果を発揮してくれます。さまざまな種類がありますが、「アスコルビン酸グルコシド」「リン酸アスコルビルMg」がよく使用されています。

イソプロピルメチルフェノール

強い殺菌作用により、ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌し、炎症を抑制することで症状の悪化を防ぎます。ニキビ治療薬(医薬品)にも使われる成分でもあるため医薬部外品として配合する場合は配合量が0.1gまでと決まっています。

ニキビケア化粧品の成分を理解しよう!

次に、ニキビケア化粧品に配合されている医薬部外品の成分と機能性成分(美容成分)をその働きや作用に応じて分類してみました。


過剰な皮脂を抑制する成分

⇒塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンC誘導体、酢酸トコフェロール(ビタミンE)、ローヤルゼリー、オウゴンエキス、オウバクエキス

肌を保湿し、うるおいを保つ成分

⇒セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、スクワラン、乳酸Na、カミツレ花エキス、ドクダミエキス、ボタンエキス

厚くなった角質を柔軟・溶解する成分

⇒イオウ、レチノール、BHA(サリチル酸)、AHA(乳酸・グリコール酸・クエン酸・リンゴ酸)

ニキビを悪化させる菌の繁殖を防ぐ(殺菌・鎮菌)成分

⇒サリチル酸、シメン-5-オール(ビオゾール、イソプロピルメチルフェノール)、ベンザルコリウムクロリド(塩化ベンザルコニウム)トリクロサン、グルコン酸クロロヘキシジン

ニキビの炎症を防ぐ消炎・抗炎成分

⇒グリチルリチン酸2K、グリチルレチン酸ステリウム、トラネキサム酸、アラントイン、イプシロン-アミノカプロン酸、塩化リゾチーム、アズレン


ニキビケア化粧品に配合されている成分の特徴としては、医薬部外品指定の有効成分が配合されているほかにも植物エキスがよく配合されていることが多いです。


理由としては植物エキスの効果効能として、


・肌荒れ防止
・保湿作用
・抗炎症作用
・抗菌作用


といったニキビという肌トラブルと相性がいいものが多く、しかも1つの植物エキスに複数の効能があるためです。植物エキスについては代表的なものを紹介しておきますね。


ヨクイニンエキス(ハトムギエキス)

保湿力と消炎力に優れた成分であり、民間のイボ治療薬として使われてきたことでも有名。ハトムギの種子から種皮を取り除いたエキスが「ヨクイニンエキス」、種子から得られたエキスが「ハトムギエキス」です。

ドクダミエキス

ドクダミの葉や茎から抽出されたエキスで独特の香りに特徴があります。抗菌・消炎作用があることからニキビ・肌荒れ防止目的に配合されています。民間では生の葉をもんだり火であぶったものを創傷や腫れ物に湿布するなどの使い方をされてきました。

オウバクエキス

ミカン科の「キハダ」という木の樹皮から抽出されるエキスです。ベルべリンやフラボノイドといった成分を含んでおり、抗菌・抗炎症作用によって肌を清潔に保ち、アクネ菌の増殖を防いでくれます。

カミツレ花エキス

強力な消炎効果をはじめ、保湿性、殺菌、収れん、血行促進など幅広い作用があり、乾燥による肌荒れ防止やニキビなどの皮膚炎から肌を守ってくれます。


このあたりの植物エキスは、ニキビケア用の化粧水や美容液に配合されていることが多いので覚えておくといいと思います。

ニキビ肌向けの基礎化粧品に多い「無添加・フリー処方」について

ニキビケア化粧品の製品ページなどを見ると、どんな有効成分が配合されているか?ということ以上に強調されているのが、「〇〇無添加!」「○○フリー!」といった「配合されていない成分」のことについてです。


要チェック バラペンフリー
要チェック 石油系界面活性剤フリー
要チェック エタノールフリー
要チェック シリコンフリー
要チェック 鉱物油フリー
要チェック 合成香料フリー
要チェック オイルフリー
要チェック 無着色


一般的に化粧品の品質を維持するための防腐剤や界面活性剤などは「肌に悪い」「刺激になる」と思われています。


そうしたイメージの悪い成分を排除した「フリー処方(無添加処方)」をPRすれば、「肌にやさしい」「肌に負担をかけない」といった安全性と安心感をユーザーに印象づけることができるわけです。


このように「〇〇が配合されていない!」と言われると、化粧品の成分について知識がない人はそうした成分がさも危ないものと勘違いしてしまうんですが、こうした無添加処方はその多くはイメージに訴えかけるものであって効果や安全性とは全く関係ないことが多いです。


例えばバラペンフリーといったところで代替の防腐剤が使われていることがほとんどですし、界面活性剤にしても刺激の強さは化学式で決まるものであって、石油系とか天然由来は関係ありません。


※鉱物油は危険だといわれていたのは50年前の話であり、今は精製技術の進歩により数ある化粧品の成分のなかでも安全に使える成分の1つです。


ニキビにとっては刺激は確かにNGですが、無添加処方・フリー処方については肌やさしそうなイメージだけであって、実際の効果効能は大して変りないというのが本当のところ。あまり神経質にならなくて大丈夫です。


もし、ニキビケア化粧品の処方としてチェックしなくてはいけないものがあるとすれば、ノンコメドジェニック処方かどうかと、エタノール(アルコール)の含有量ぐらいですね。


アクネ菌のエサにならない油分を使っていることはニキビケア化粧品として基本中の基本ですし、エタノールは含有量が多いほど肌が乾燥してしまうので、大人のニキビ肌とは相性がよくないというのがその理由です。


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