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ニキビ塗り薬【市販薬編】~皮膚科に行く時間がない方向け

ニキビ塗り薬突然できたニキビ、なかなか治らないニキビetc...。


ニキビを早く治したければ、皮膚科に行けばいいとはいうものの、いつも「何でこんなに混んでるの?」っていうぐらい混んでいるのが皮膚科であって、2~3時間の待ち時間はザラ。


忙しくても忙しくなくてもちょっと通いづらい場所であるのは間違いありません。


「でも、ニキビは何とかしないといけない。早く治したい!」


ですよね?


そんなときは毎日のスキンケアにプラスして、ドラッグストアなどで手に入るニキビ治療薬を検討したいところ。ここ最近ドラッグストアには大人ニキビを治療・改善するための医薬品ラインナップが充実してきていて、大人ニキビ専用の医薬品コーナーがあるところも珍しくありません。


ここでは、そんなニキビの市販薬(OTC医薬品)から塗り薬(外用薬)に絞って、忙しくて皮膚科に行っていられない方向けに、即効性重視のニキビ塗り薬を選んでみました。

即効性で選ぶ!大人ニキビ向けのニキビ塗り薬【市販薬編】

テラ・コートリル  【1位】

テラ・コートリル


販売元:ジョンソン・エンド・ジョンソン
分類:指定第2類医薬品
価格:1,000円
内容量:6g
対象:赤ニキビもしくは黄ニキビ
使い方:1日1回~数回、適量をニキビ部分に塗ります。


抗菌作用のあるオキシテトラサイクリン塩酸塩と、抗炎症作用のあるヒドロコルチゾン(ステロイドの一種)が主成分。ステロイドを使っているだけあって赤ニキビや化膿ニキビなどに対する効果は市販薬の中で一番といえます。


ステロイドについては嫌悪感を抱く人も多いと思いますが、5段階の強さがあるステロイド外用薬のなかでもテラ・コートリルは「最弱=weak」。顔などデリケートな部分に使えるものですし、薬剤師の指示に従って正しく使えばまったく問題ありません。


長期間の使用による副作用を気にする人もいると思いますが、普通のニキビの場合、早ければ2~3日、長くても1週間で落ち着くので、1週間程度の使用なら全く問題ないです。


メンソレータムアクネス25 【2位】

メンソレータムアクネス25


販売元:ロート製薬
分類:第2類医薬品
価格:1,200円
内容量:16g
対象:赤く炎症のあるニキビ
使い方:1日数回、洗顔後に適量をニキビに塗ります。


「イブプロフェンピコノール」と「イソプロピルメチルフェノール」のWの有効成分に加えて、透明で塗った上からメイクができる点など、先に発売された「ペアアクネクリームW」にそっくり。


ただ、後発薬ということもあり、イソプロピルメチルフェノールの含有量が「ペアアクネクリームW」に比べて(0.3%→1%)多いという点で差別化している感じです。


ペアアクネクリームW 【3位】

ペアアクネクリームW


販売元:ライオン
分類:第2類医薬品
価格:950円/1,450円
内容量:14g/24g
対象:炎症や赤みがあるニキビ
注意点:1日数回、洗顔後に適量をニキビ部分に塗ります。


「イブプロフェンピコノール(殺菌)」と「イソプロピルメチルフェノール(炎症を抑える」のWの有効成分でニキビの進行を抑える作用があります。すっとのびる透明のクリームは、塗った上からメイクをすることもできるので女性からの評価が高く、使いやすいと人気があります。


IHADA(イハダ) プリスクリードAC 【番外】

ihada


販売元:資生堂
分類:第3類医薬品
価格:1,000円
内容量:1000ml
対象:白ニキビから赤ニキビまで
使い方:1日に数回、ニキビ部分に適量を塗ります。


塗り薬(軟膏)というよりは化粧水に近いローションタイプの塗り薬になります。有効成分は、ベンゼトニウム塩化物(殺菌・消毒)、アラントイン(消炎・組織修復)、グリチルリチル酸二カリウム(抗炎症)など。


軟膏の感触が苦手だとか、メイクの邪魔にならないように朝に使うものを探している、ニキビ化粧水より強力なものを使いたいという方向けです。

イオウ配合の外用薬は、大人のニキビ肌には脱脂力が強すぎて不向き

ドラッグストアのニキビ医薬品コーナーには、ニキビの塗り薬というと、


■ クレアラシル ニキビ治療薬クリーム
■ ビフナイトnニキビ治療薬
■ ピンプリットN(ピンプリットC)


といったあたりもよく見かけると思います。


これらのニキビ治療薬は、「イオウ(硫黄製剤)」が配合されているため大人ニキビにはあまりおすすめできない塗り薬になります。


イオウ(硫黄製剤)には「角質を軟らかくする作用」「アクネ菌を殺菌する作用」「皮脂の分泌を抑制する脱脂作用」の3つの作用があります。大人ニキビの治療・改善において問題となるのは、「皮脂分泌を抑制する脱脂作用」です。


思春期ニキビは皮脂分泌の抑制が重要なので、イオウの3つの作用は非常に有効に作用するのですが、大人ニキビには、脱脂力の強さが災いして、バリア機能の低下を招き、水分保持力が低下して肌が乾燥してしまう原因になります。


肌が乾燥してしまうと、肌の新陳代謝が乱れて角化異常が起きて毛穴詰まりの原因になりますから、余計にニキビを悪化させたり、増やしてしまう恐れがあるんですね。


また、イオウには独特のニオイがありますし、時間が経過するとイオウ粉末が浮き上がってきてしまうため、メイクの邪魔になるなどのデメリットもあります。


学校や会社へメイクして外に出る女性にとっては使いづらさがあるかもしれません。

家庭にある常備薬でニキビに効果があるのは?

家の近くにドラッグストアがないとか、行くのが面倒だという人には家庭にある常備薬からニキビに効果があるモノを選んで使ってみましょう。一番身近にある塗り薬(軟膏)でニキビにも効果があるものといえば、オロナインH軟膏だと思います。


オロナインH軟膏

オロナイン軟膏


販売元:大塚製薬
分類:第2類医薬品
価格:440円/940円/1,800円/3,200円
内容量:30g/100g/250g/500g
対象:赤ニキビ
使い方:綿棒に少量をつけてニキビ部分にちょんちょん付けます。


ニキビ、吹き出物から軽い火傷まで日常よく経験する皮膚トラブルのケアに重宝するのがオロナインH軟膏です。クロルヘキシジングルコン酸塩に殺菌・消毒作用があることから特に赤ニキビに対して薬効を発揮してくれます。


「赤ニキビにオロナインH軟膏をつけて絆創膏を上から貼って寝ると、翌朝には治った。」そんな感想がある反面、「白ニキビが悪化した。」という声もあるので、炎症ニキビにだけ使ったほうがいいかもしれません。

イソジン、マキロンなど消毒液でニキビを殺菌するのはあり!?

イソジン・マキロンネット界隈では切り傷や擦り傷の消毒によく使われる消毒液のイソジンやマキロンをニキビに使ったところ「炎症が引いた」とか「1日でニキビが治った!」といったカキコミや口コミをみかけることがあります。


成分をみるとイソジンには殺菌成分として「ポビドンヨード」が配合されていて、マキロンのほうは医薬品のマキロンsの有効成分には、ベンゼトニウム塩化物(消毒)、アラントイン(消炎・組織修復)、クロルフェニラミンマレイン酸塩(抗炎症)が配合されています。


殺菌・消毒作用のある成分と抗炎症作用のある成分が配合されているので、ニキビには効果ありそうですよね。実際こうした作用がプラスの方向にでればアクネ菌を減少させることができるので、一時的に炎症が緩和されて赤みが落ち着く可能性もあるでしょう。


ただ、心配なのは添加物として配合されているエタノール(アルコール)です。消毒液ということもあって相当の量が含有されていて、使った瞬間からスースーした感じがあるようにわかりますよね。


エタノールは非常に揮発性(きはつせい)が高いため蒸発するときに肌に必要な水分まで一緒に奪ってしまい皮膚が乾燥します。さらにアルコールですから刺激が強く、アルコールに弱い方やアレルギーの可能性がある方は、刺激に負けてかぶれてしまう可能性があります。


化粧品の場合はエタノールが配合されていても肌を健やかに保つということが大前提なので、まだ限度がありますが、消毒液は菌を殺すことだけを目的にした医薬品ですから、肌の乾燥やダメージのことなどおかまいなしです。


殺菌作用で確かにニキビは小さくなるかもしれませんが、一緒に善玉の皮膚常在菌(表皮ブドウ球菌など)も殺してしまいますし、肌の免疫力が低下して、同じ毛穴にまた新しくニキビが発生する可能性のほうが高いです。


肌を消毒・殺菌し続けると、どんどん肌がボロボロになっていくのは容易に想像できるのではないでしょうか?アクネ菌を殺菌するというアプローチ自体が最新のニキビケアの知見からすると時代遅れなんですね。


目薬、歯磨き粉がニキビが効果あるって聞いたけど!?

目薬・歯磨き粉これも誰が一体思いついてやりはじめるのか不思議で仕方ありませんが、目薬や歯磨き粉をニキビに塗ったら治ったという話もあります。


歯磨き粉の場合、配合されている有効成分のなかにアクネ菌を殺菌する作用もあるイソプロピルメチルフェノールがあることがニキビに効果があるといわれる理由だと思います。


目薬の場合は、「塩酸テトラヒドロゾリン」という血管収縮作用がある有効成分を含有しているものだと炎症の緩和も期待できるということでニキビに効果があるといわれてますね。


実際、目薬や歯磨きをニキビに使って治したという人もいるようですが、ここまで来ると本当に目薬や歯磨き粉の薬効だけで治ったのかは謎です。


目薬や歯磨き粉でも何でもいいんですが、配合されている1つの成分の働きだけに注目すれば、炎症を鎮める作用があったり、殺菌・抗菌作用があったりして、ニキビの炎症を防いだり、アクネ菌を殺菌したりといった効果が期待できそうなのは確かです。


ただ、医薬品というのはそうした有効成分以外の添加物なども含めて医薬品なので、ニキビ治療を目的に作られた塗り薬(外用薬)と、目の充血を防ぐものや歯を磨くためのものが果たして同等の働きをするのかというと疑わしい部分もあるわけです。


目薬や歯磨き粉は、粘膜である目や口の中に使用するためにつくられているため、それをニキビに塗布したところで何か大きなトラブルに発展するとは考えにくいです。


しかし、本当にニキビを早く確実に治療・改善したいのなら、素直に医学的に効果があると認められているニキビ専用の塗り薬(外用薬)を使ったほうが、明らかに治癒率も高いと思うんですよね。


わざわざニキビと関係ない医薬品を用途外使用しても、時間・手間・お金を無駄にする可能性が高いだけで非効率だと思うんですが、いかがでしょうか?


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