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化粧品に含まれている油分は大人ニキビを悪化させてしまう?

化粧品の油分が大人ニキビを悪化させる? オルビスなどは「オイル=悪」と考えているので、クリアシリーズなどニキビケア化粧品はもちろん保湿系のアクアフォースや年齢肌向けのエクセレントエンリッチもすべて100%オイルカットという徹底ぶりです。


ニキビの原因になるアクネ菌には、皮脂を好む性質があるということを考えると、化粧品に含まれている油分がアクネ菌の栄養源になってしまうからオイルフリーの化粧品を選びましょう!という意見はなるほど納得、と思います。


ただ、オルビスの主張が全面的に正しいとは思いません。というのもオイルフリーがニキビ肌のスキンケアに不可欠であるならば後発のニキビケア化粧品もオイルフリーにするはずですが、実際はそうではないからです。


「油分=悪ではない」と思っている化粧品会社のほうが多い証拠だと思います。

「オイル=ニキビ」でないのはホホバオイルの例からも明らか

ニキビケア化粧品の多くは、油分が使われています。油分がニキビが悪化させるならこんなことはありえないはずですよね?


この理由ですが、化粧品原料中に含まれる油分の全てがニキビを誘発するとは限らないからです。さらに付け加えると、ニキビケア化粧品に含有されている油分は、アクネ菌の栄養源にならないことが確認されている油分を使っているんですね。


※ニキビを誘発しにくいということを証明するのがノンコメドジェニックテストです。


必ずしも「油分=ニキビの発生原因」ではないのは、ホホバオイルがニキビ治療やスキンケアに使用されていることからも明らかです。


特にホホバオイルの中ではアクネ菌は生きていけないほど殺菌作用があり、さらに抗酸化作用・消炎作用・保湿効果が優れていることもあってむしろニキビケアに積極的に使いたいぐらいです。


ただ、オリーブオイルには注意が必要で皮脂の中にも含まれているオレイン酸が多く含まれているせいか、ニキビがよくなったという人もいれば逆にニキビ・肌荒れができてしまったという人もいて両極端の結果がでています。


オイルとひとことでいっても様々な種類がありますし、使う人の肌との相性もあります。酸化しやすい植物オイル、獣脂(馬油含む)、オレイン酸の3つは要注意というのは覚えておいたほうがいいかもしれません。


まとめると「オイル=ニキビ=悪」と短絡的に考えるのは間違いです。


油分(オイル)を含め、ニキビに悪影響になるものは使われていない(ノンコメドジェニックテスト済みの表記あり)のものであれば、ニキビケアのために化粧品を選ぶ際にオイルフリーにそこまでこだわる必要はないのかな?思います。


「オイルフリー」よりも「ノンコメドジェニックテスト済み」という記載があるかどうかを重視したほうがよさそうです。


クレンジングオイルは、ニキビにいいの?悪いの?

「ニキビにオイルはよくない」「油分はNG」


ということで嫌われている代表的なものがクレンジングオイルです。しかし、これも正しくはクレンジング剤に油分(=オイル)が含まれるからダメなのではなく、界面活性剤の量が多く、肌への負担が大きいからニキビ肌にNGなんです。


クレンジング剤の油分(=オイル)が栄養源になり、アクネ菌が増えるからではありません。

化粧品に配合されている保湿剤がニキビの原因になる?

サティス製薬のアクネ菌と保湿剤の関係

※出典:【研究調査】化粧品でアクネ菌が増える?~保湿剤編~ :サティス製薬


油分以外にもスキンケア化粧品に含まれている保湿剤がアクネ菌を増やしてしまうことになるのでは?ということでサティス製薬が検証したものがあります。(上のグラフ)それによると化粧品に含まれている代表的な保湿剤のなかでは、


● グリセリン
● D(+)-グルコース
● D-ソルビトール
● ジグリセリン


の4つの成分がアクネ菌を増殖させる栄養素になりうるという結果がでました。特にグリセリンは通常の増加率と比べてアクネ菌が4倍以上も増殖しているので、アクネ菌が好む栄養源になるといえるかもしれません。


ただ、この検証結果を受けて「グリセリン=アクネ菌の温床だから使えない」と思うのも早合点です。ニキビ用化粧品ならグリセリン配合であっても悪影響を与えない範囲での処方設計であるケースがほとんどなのですし、アクネ菌対策をしたグリセリンを配合しているものもあるからです。


油分にしろ、保湿剤にしろ、ニキビを悪化させる成分が配合されていないか気になるのであればとりあえずノンコメドジェニックテスト済みのニキビケア化粧品を選んでおけば安心だと思います。


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