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ニキビは男性ホルモンが多いからできるの!?

ニキビと男性ホルモンの量ニキビとホルモンには密接な関係があります。


女性の場合は、生理前にニキビができるという人が多いと思います。


これは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンのホルモンバランスによるものだというのは「ホルモンバランスの乱れが原因のニキビ対策は?」で詳しく解説しました。


そこでも少し触れていますが、女性であってもニキビとホルモンの関係について無関係でいられないのが男性ホルモンの存在であり、その影響です。


「男性ホルモン(アンドロゲン)」は、女性の体内にも微量ながら存在していて、卵巣や副腎皮質から分泌されています。


ただし、女性の場合、卵巣で作られるテストステロン(男性ホルモンの95%を占める)の量は男性の1/10程度。さらに女性ホルモンのエストロゲンが男性ホルモンの働きを抑制しているので、普段その影響を感じるということはほとんどありません。


しかし、「不規則な生活」や「ストレス」によって自律神経が乱れ、そのあおりを受けてホルモンバランスが崩れてしまうと、男性ホルモンの影響力が増してしまい、皮脂が増えて角質層が厚くなり、毛穴詰まりができて、ニキビが出来てしまうことがあります。

ストレス⇒男性ホルモン増加⇒ニキビが増える!

相澤皮フ科クリニック院長の相澤浩博士によると、 「成人女性のニキビ患者数百人の血液を調べたところ、ニキビのない人に比べて男性ホルモンの数値が2倍という人が7割いた。」とのこと。


女性は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)という婦人科系の病気を患うと、高アンドロゲン血症という病気になりやすく、この病気にかかると多毛症やニキビといった症状が出てくることが知られています。


なぜ毛深くなったり、ニキビができるのかというと、この「高アンドロゲン血症」という病気は男性ホルモン(アンドロゲン)が増えてしまう内分泌異常だからです。


※大人ニキビがひどいから病院へ行ったら高アンドロゲン血症であり、その原因が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だったということは決して珍しい話ではありません、一応覚えておくといいと思います。


こうしたホルモンバランスをかき乱す病気の影響でニキビができてしまうということを考えても男性ホルモンの抑制がニキビケアにおいて重要な要素であることがわかります。


基本的には、ほとんどの女性にとって男性ホルモンの影響が増してしまう原因はストレスです。ストレスを受けると、男性ホルモンが増加し、ニキビが増えるというメカニズムはすでに明らかにされています。


男性ホルモンとニキビの関係


まずストレスを感じると、ストレスに対応するために副腎という臓器が刺激されます。


刺激を受けた副腎からは、興奮と緊張を促すアドレナリンが分泌されますが、ストレスが長時間続くと、アドレナリンは収まっていき、代わりにコルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されるようになります。


※ アドレナリンは一過性であるのに対してコルチゾールは蓄積されていく点が特徴。


コレチゾールやアドレナリンはストレスに対抗するために必要な抗ストレスホルモンですが、同時に男性ホルモンを刺激する作用もあるため、コルチゾールやアドレナリンの分泌が増えると、副腎皮質や卵巣から分泌されるテストステロンなどの男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌量も増え、肌にその影響がでてきます。


女性ホルモンのエストロゲンやプロゲステロンが肌の水分量を増やしたり、メラニンが作られやすくなるなど肌に作用するように、男性ホルモンも肌に対して次のような作用を及ぼすことがわかっています。


【1】皮脂腺が活発になり、皮脂の分泌量が増える

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、皮脂腺の細胞内に入ると、5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)という物質に変化します。テストステロンの10倍ともいわれる活性の高い5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)は皮脂腺の男性ホルモン受容体に作用して皮脂分泌を急激に増加させます。

【2】毛穴詰まりにつながる「角化異常」ができる

活性の高い「5α-ジヒドロテストステロン(5α-DHT)」は、さらにIGF-1と言う角化細胞(ケラチノサイト)の成長を促す因子にも作用するため、角化細胞(ケラチノサイト)の増殖を過剰に促進してしまいます。その結果、角質層が硬くなって柔軟性が失われてしまい、毛穴詰まりの原因になる異常角化を引き起こしやすくなります。

【3】角層の水分量が減少し、バリア機能が低下

角化細胞(ケラチノサイト)の増殖を過剰に促進してしまうことは未熟な角質層を形成してしまうことにもつながるため、肌の水分保持の要となるセラミドやNMFが減少し、肌の水分量が低下します。その結果、バリア機能が低下し、肌が乾燥するようになります。


ようするに、男性ホルモンには、肌の水分量を減少させて、皮脂分泌を増加&角質を厚くする作用を促進させてしまうということなんですね。


一般的に男性の方が皮脂の分泌量は多いですし、ニキビも重症化しやすいといえるわけですが、これはもうお分かりのように男性ホルモンによる肌への作用(【1】~【3】)の影響を男性のほうが受けやすいからです。


男性ホルモンの支配領域(受容体がある)はちょうど男性のヒゲが生えている部分にあたるので、ストレスによりコルチゾールが分泌されて、男性ホルモンの影響力が増すと、顎から口周りのUゾーン(フェイスライン)にニキビができやすくなります。


ストレスがたまると顎やフェイスラインにニキビができるというのはこうしたメカニズムが働いているからなんですね。(男性ホルモン由来のニキビ=ストレス性のニキビなので治りにくく、再発しやすいのも特徴といえます。)

男性ホルモンの分泌量を減らす・抑制することはできるの!?

ニキビの原因になる男性ホルモンの影響は以下のとおり2パターンあります。


【1】自律神経が乱れてホルモンバランスが乱れる

ストレスによる緊張・興奮状態が続き、自律神経が乱れると同じ視床下部から命令がでているホルモン分泌にも影響がでます。女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が変わることになれば男性ホルモンとの均衡・拮抗が崩れてしまう原因になります。

【2】コルチゾールが蓄積されて男性ホルモンが増加する

交感神経が優位な状態(ストレス状態)はコルチゾールの分泌を促し、その影響で男性ホルモンが増えます。男性ホルモンの分泌量が増えると、皮脂腺が活発になり、毛穴詰まりもできやすくなるというのはこれまで説明した通り。


繰り返しになりますが、ストレスを受けて交感神経が優位な状態が長く続くことで、男性ホルモン優位の体質へと変わってしまうというわけなんです。


※ 精神ストレスだけでなく、睡眠不足やダイエットによる栄養不足、飲酒や喫煙といった肉体的なストレスや環境的なストレスなども男性ホルモンが増える引き金になるので注意が必要。


男性ホルモンの影響を抑制するには、コルチゾール対策を含めた「ストレス対策」が必要になります。それから男性ホルモンの働きを抑制する女性ホルモンを正常化するという方向からのアプローチも有効です。


※ コルチゾールが大量に作られると同じ原料(コレステロール)から卵巣でつくられる女性ホルモンに原料が回らなくなるため、生理不順などのトラブルの原因にもなります。

コルチゾール対策を絡めたとっておきの「ストレス対策」

ビタミンB群・Cを摂取する

ストレスを受けると大量に消費されてしまうのがビタミンC、ビタミンB群です。それを補う必要があるというのも理由の1つですが、ビタミンCを大量に飲み続けたところ、コルチゾールが飲用前に比べて減少したというデータがあります。ストレスを軽減するためにはビタミンCは有効だといえるわけです。

睡眠をたっぷりとる

睡眠中は副交感神経が優位な状態です。自律神経を整えることでホルモンバランスを整えることが大切なのはいうまでもありません。睡眠は規則正しさが重要ですが、コルチゾール量に異常がある場合はある程度の量を確保することも大切です。6時間以下の睡眠ではちょっと足りないと思います。

イソフラボンを摂取する

イソフラボンには、コルチゾールを合成する酵素の働きをブロックするという働きがあります。女性ホルモンをサポートするエストロゲン様作用があることでも有名なようにイソフラボンを摂取することは、ホルモンバランスを整えるうえで欠かせません。

入浴やストレッチ、腹式呼吸で深呼吸

ストレス解消=副交感神経が優位になるものを生活のなかで取りいれましょう。おそらく一番簡単にできることは深呼吸だと思います。胸を張って腰に手を当てた状態で深呼吸するとコルチゾールが25%減少するという科学的根拠もあります。

涙を流す(涙活する)

ゴミが目に入ったなどに流れる涙ではなく、喜怒哀楽の情動の起伏によって溢れる感情性の涙にはコルチゾールが含まれており、泣けば泣くほどコルチゾールを減らせるためストレスを軽減できます。意識的に泣くことでストレス解消を図る活動のことを「涙活」といい静かなブームになっています。

アロマテラピーでリラックス!

アロマテラピーでは、コルチゾール体質の人には、ラベンダー・イランイラン・マンダリン・クラリセージ・メリッサなどの香りがオススメされることが多いみたいです。女性ホルモンを整える目的でもアロマの香りはよく利用されますよね。

※ コルチゾールは人体にとっては不可欠なホルモンの1つ。あくまで過剰に分泌&蓄積されてしまうことが問題です。コルチゾールの分泌量が少なくなりすぎても免疫力が落ちたり、脳や体を動かすエネルギーを作れなくなる(副腎疲労)など心身に影響がでます。


男性ホルモン優位の体質になってしまうのは病気を除けば、結局はストレスが主な原因であり、そのストレスは仕事や職場の人間関係から来ていることがほとんどです。


ニキビの根本的な改善は、ストレスのない食事&睡眠のバランスの取れた生活を送ってこそとはわかっていても現実問題として、仕事をしているうちは難しい話です。


つまり本音をいってしまえば、仕事を辞めさえすれば、ニキビを含めたあらゆる肌トラブルや心身の不調すべては解決するわけです。うすうす感じていることだと思いますが、その予感は当たっています。


しかし、それは暮らしがあり、お金を稼がないといけない現代女性にとってはあまりに難しい条件。ストレスやホルモンバランスの影響をフォローできる大人ニキビ用のニキビケア化粧品に頼らざるを得ないのが現実ですね...。


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